【ドラマ】高嶺の花 第二話 ネタバレと感想

018年7月スタートの、石原さとみx峯田和伸ドラマ「高嶺の花」の感想とネタバレです。

ネタバレになりますので、まだドラマ第2話を見ていない!という方はご注意ください。

【ドラマ 高嶺の花 第1話のネタバレはこちらから★】

 

 

gft0020-001

文月会会場にて

全国の師範が集まる月島流の行事・文月会で、大勢の師範の前で花を生ける月島もも(石原さとみ)。
生け終ると師範たちが立ち上がり、拍手をする。
ももと、父親の市松(小日向文世)の目が合う。
市松は厳しい顔をしている。

文月会が終わった後の会場で、市松・ももの継母のルリ子(戸田菜穂)と、新興流派・宇都宮龍彗会の宇都宮龍一(千葉雄大)が話している。

お嬢様といつ会わせてくれますか?という龍一に、少し待ってほしい、という市松。
龍一は、ももの結婚破談を知っている様子だ。

 

龍一:「私がなぐさめますよ。つけ込む・・・といったら語弊がありますが」

市松:「今は、ババをひくことになるだろう。立ち直れば、これは恋じゃなかったと気付く。」

 

ルリ子と龍一が退出したあと、ももが生けた花を引き抜き、床に捨てる市松。

 

自宅で、文月会で生けたのと同じ花材で花を生けるもも。
文月会の時での市松の厳しい顔を思い出している。

 

市松:「いいか、もも。人前で花を生けるのには、この技術が必要なのだ。
後ろの手は、自分からは見えない。想像力で補え。もう一人の自分が向こう側で見ているように」

幼いころの自分と、父親を思い出しているもも。

もも:「もう一人の自分・・・」

 

花を生ける手を止め、部屋をでる。
寝室の棚に置いてある箱の中から、婚約指輪をだし、眺めるもも。

その時、サイクルショップ風間輪店の店主・風間直人(峯田和伸)から電話がかかってくる。
直人の友人の田村幸平(袴田吉彦)、原田太郎(吉田ウーロン太)にたきつけられて電話をしてきたようだ。

ももがキャバクラに勤めていると勘違いしている直人らは、今夜キャバクラに行く、とのことで、それをももは了承する。

 

キャバクラ・花にて

 

もも:「ここが「花」ねぇ・・・」

 

ももは開店前のキャバクラ花にきている。
おふざけがすぎます、と止める運転手の高井雄一(升毅)に、社会科見学よ、といい、店にひとり入っていこうとする。

階段をのぼっていると、向かいのネットカフェの前に「日本1周」ののぼり旗がついている、ももの自転車を見つける。

ネットカフェでは、直人が預かっていたひきこもりの中学生・堀江宗太(舘秀々輝)がゲームに興じている。
その時、直人から「まだネカフェかな?」とメールが来る。
あわてて自分の背後をうかがう宗太。

「まぁいいさ、逃げ出す勇気は持てたんだ」
「そろそろ少し離れてみないか?」
「大丈夫だから」


続く直人からのメールに、うるせぇ、ばーかと悪態をつく宗太。

開店前のキャバクラ花の中に入ったもも。
面接で、直人たちが来店することを告げ、直人たちの席にしかつかない、と言い放つが、美人だし初日だから、と許される。

 

ルリ子と龍一の密談

 

ももは自分の本当の娘ではない、と龍一に話すルリ子。
ももと龍一が結婚して、ももが次期家元になったら困る、と続ける。

 

龍一:「つまりあなたは、実の娘であるななさんを家元にしたい」

ルリ子:「じゃなきゃ、私には何にも残らない」

龍一:「あなたは私を嫌っていたのでは?華道を冒涜している・・・」

ルリ子:「それは・・・お家元の手前よ」

 

関東全部の教室の弟子の名簿を龍一に渡すルリ子。
しかしそれだけでは納得しない龍一。
もっと別のものを・・・と要求する龍一。

 

龍一:「あなたの話はよくわかりました。とにかく手を組みましょう」

 

握手しようと差し出した手を握り、引き寄せルリ子にキスをする龍一。

何するの、と抵抗するも、「保障が欲しい、あなたが裏切らないという保障を」同類ならわかるでしょう、という龍一。

 

ももの家になながやってくる。
そこでベッド横のテーブルに置かれた婚約指輪を見つけてしまう。
まだ持ってたんだ・・・とつぶやくなな。

 

ももからの告白

 

キャバクラ花にやってきた直人たちの前に、キャバ嬢に扮したももが現れる。

 

もも:「私の自転車が・・」

直人:「はい、ネカフェの前に」

知ってたの?というももに、ええ、まあと直人。
自転車はきっといつか返してくれますよ、という直人に、お人よしすぎだから簡単に人に騙されそう、というもも。

 

もも:「本気であの子が一人旅に出ると思ってる?」

直人:「いける、大丈夫だからって、左側から言いました。右脳と左脳です。
人は左側で言われることを信じちゃうんだそうです」

なにそれホント?というももに、さあ、という直人。
お酒をガンガン飲み、テンションが上がり直人の横に座るもも。

 

もも:「ぷーさん、ほら口説いてみてよ、左側から。」


二人ともつきあっちゃえよ、と田村と原田がけしかける。

もも:「お似合い?ホント?付き合う?付き合っちゃう、ぷーさん?」

直人:「俺、好きって言いましたっけ?」

えっ、と真顔になるもも。田村と原田もかたまってしまう。
そんな3人の様子を見て逆にとまどう直人。

 

直人:「これ、秋保(田村の娘)が、女子が言われるとドキッとくるって・・・」

 

田村と原田から、それ漫画かアニメのセリフだろ?とつっこみをうける直人。

 

直人:「ごめんなさい、ドキッときませんでした?」

もも:「イラッときたわ」

すいません、と謝る直人に、ぷーさん面白い、と笑うもも。

 

高井の運転する車で帰るもも。

直人の「おれ好きだっていいましたっけ?」のセリフを思い出し爆笑しているところに携帯がなり、相手を確認せずに思わず出てしまう。
電話の相手は元婚約者の吉池拓真(三浦貴大)だった。
会って話がしたい、という吉池。

スナックボンソワールにて吉池と会うもも。
彼女を愛してないんだ、といい、これからも会いたいという吉池に、ももはもう2度と会わない、ときっぱり伝え、婚約指輪を返す。
吉池は指輪を受け取り店をでていく。
ボンソワールのママ、今村佳代子(笛木優子)に慰めてもらっていると、直人のお見合いを世話した女性が入ってくる。
その女性が言うには、どうやら直人の方からお見合いの話を断ったようだ。

 

風間輪店で原田秋保(高橋ひかる)と教頭先生・三宅吉行(城後光義)が話していると、ももが店にやってきた。

 

秋保:「ぷーさん二日酔いみたい。キャバなんか行ったことないから、はしゃいじゃって悪酔いしちゃったんじゃない?きっしょ」

 

もも:「そんなこと言わないで、私の彼氏なんだから。私たち付き合うことになったの」

 

驚くふたりに、直人が否定しながら入ってくる。
嫌なの?とたたみかけるももに対しさらに拒否し、元彼さんひきずってるんですよね?と直人。
なにか裏があるんじゃ、という直人に、そりゃあるわよ、忘れさせてよ、ともも。
お見合いを断ったのは私が好きだからじゃないの?というももに
違います、と否定する直人。
いきなり子供の父親は、お金かかるから、と直人。
それでもたたみかけるもも。

直人:「俺なんかには完全に高嶺の花ですよ・・・」

もも:「高嶺の花よ!だけどいいじゃない。花の蜜吸っていいのはキレイな蝶々だけじゃない。
あんたのようなアブラムシやカナブンだって吸いにきていいんだって。」

直人:「・・・少し考えさせてもらっていいですか?」

もういい!と怒って直人を平手打ちし、店をでるもも。

ももが店をでたあと、「良かった、元気でたみたいで・・・」とつぶやく直人だった。

 

偽物の自分

 

カフェでお茶するももとなな。指輪を吉池に返したこと、「妻を愛していない」と言われて揺らいで
しまったことをななに告白する。
ふっきるために花を生ける、というももに、そうよ、お姉ちゃんには華道があるじゃない、というなな。

もも:「後ろ生け、もう一人の自分が見えないの・・・鏡に映ってる・・・でも偽物なの。
今鏡に映る自分が。お家元は・・・お父さんは気づいてるはず。」

運転手の高井が、ももと吉池が会ったことを市松に報告する。

市松:「何か察している様子は?」

高井:「ありませんでした。」

市松:「なら、いい」

もも様は・・・と言いかけた高井を遮るように、財布を落としたようなものだ、と市松は言う。

市松:「金だけではなく、免許もカードも失った。金などどうでもいい。
ライセンスを・・・IDを再発行せねば、使い物にならん。」

井:「その「どうでもいい」とおっしゃる金とは、愛情のたとえでしょうか?」

市松:「芸術家に愛などいらん。」

 

龍一とななとの出会い

ななが道を歩いていると、止まっている車から宇都宮龍一が降りてきた。
会釈して通りすぎるななを、追いかける龍一。

良かったらお送りしますよ、という龍一に、結構です、となな。

龍一:「あれ?月島とは仲良くやっていくことになったんですよ。聞いてません?
だから先日の会にも招待されたんです。」

なな:「私はそうするつもりはありません」

龍一:「華道を冒涜しているから?」

ええ、そうよ、と歩みを止めずに返事をするなな。

龍一:「花は見られたい。花はキレイなその姿をより多くの人に見られたい。テレビにも出たい、
ステージにも立ちたい、もっともっと大勢にアピールしたい。それだけが生まれてきたあかしだ。
花に癒される、救われることさえある。だから俺は花ののぞみを叶えてあげる。女性達と同じように」

龍一にいきなり肩を抱かれそうになって逃げるなな。

ついてこないで、とななが言うと、いきなり龍一が立ち止まり、歩き続けるななに大声で話しかける。

龍一:「花も人も、やがて散りゆく運命だから」

その言葉を聞いたななが、初めて歩みを止めて龍一のほうへ振り向く。

龍一は、ルリ子と寝た後にルリ子が話していた言葉を思い出す。
ななは政略結婚とかお見合いを嫌っていて、運命を信じている、と。

なな:「あなたの口から「運命」とか・・・」

龍一:「運命、君は信じないの?」

なな:「それならあなたにも聞くけど、「生まれ変わり」・・・前世の存在を信じ切れる?」

その言葉を聞いて、急に様子がおかしくなった龍一は、そのまま道に倒れてしまう。

 

それぞれの想い

お祭り会場で直人と田村・原田・佳代子がビール片手に原田の妻の話をしている。
5年も口をきかずに、朝から晩までコロッケを揚げている妻と 口をきかなくなったきっかけが全く思い当たらない、という原田。

話はももの元彼の話になる。
佳代子から、元彼はイケメンだったという話を聞いて尻込みする直人に 、原田と田村は今からももに電話しろ、とけしかける。

子供のころよく閉じ込められていたという蔵の鏡の間で、花を生けるもも。
いったん目を閉じてから、鏡に映った自分と花をみる。

もも:「だから違うって・・・あんたじゃない」

鏡に映る自分を見つめながら、つぶやくもも。

宗太が公衆トイレの中で直人からのメールを見ている。

「おはよう」
「ネカフェからは出たみたいだね」
「今日はどこかな?」
「お祭りやってるよ」
「君は、先に敵に出会いすぎただけ。これからは味方ばかり」

宗太:「何言ってんだ、ばーか、ばーーか!!」

宗太がトイレから出ると、止めてある自転車の周りを、数人のガラの悪そうな若者が取り囲んでいた。
そのなかの一人が「おい!このチャリお前のか?」と宗太に声をかける。
因縁をつけられるのかも、と思った宗太が、いや・・・と言いよどんでいると

「日本一めざせや~」
「おもしれーな、ぼうず、がんばれよ!」

ペットボトルのジュースを投げて、彼らは言ってしまった。

 

自転車で走った宗太は、そのジュースを一気に飲み干し、チキショー、と叫び また走っていった。

宇都宮龍彗会のステージまで、龍一に会いに来たなな。

龍一:「昨日は、ご迷惑を・・・」

なな:「驚いた・・・」

龍一:「救急車を呼ばれなくて助かりました」

記憶にある限りはあんな発作は起こしたことない、と龍一。

龍一:「よく覚えてない・・・あなたが何か言って、気が遠くなった・・・」

なな:「念のためお医者様に、精密検査を。」

龍一:「忙しいんで、なかなかね」

だめよ、となな。

何か急いでるというか、焦ってるんじゃ、というななに
育ちが悪いんでね、と龍一。

龍一:「つかんだ波は逃したくない」

なな:「そんなの、本当の実力があれば・・・」

龍一:「ねえよ、そんなもん。」

ハリボテなんで、ばれないうちに全力でね、という龍一に
私の周りにはそんなガツガツした男性はいない、となな。

龍一:「あなたの周りだけじゃない、おそらく俺たちの世代がそうなんじゃない?
超高齢社会。年取った頃には自分らの年金だって支給されるかわからないってか。
なら自分の時間優先。嫌な上司でもいりゃあ仕事だってすぐ辞めちまう。
おいしくてしかたねーよ。そんな奴らと同じ時代にうまれたら。
どいつもこいつもおいしくて、食い散らかせる草食動物。一握りのライオンだけが
独り占めできる世の中なんだ、今は。俺はライオンの一頭になる!」

なーんちゃって、と茶化し、龍一の勢いに驚いてよろけたななの手をぐいっとつかみ
引き寄せる。

龍一:「美人だな。でもお姉さまの方がタイプだ」

なな:「姉は、あなたなんか相手にもしないから!」

ななの手を振り払い、立ち去る龍一。

 

夜の祭り会場

水色の浴衣をきたももが、祭り会場にやってきた。
田村・原田・佳代子と合流し、屋台で遊ぶもも。
櫓の上で直人が太鼓をたたき始める。
直人とももの目があう。
手招きした直人にさそわれ、ももは櫓の上にあがり、直人と一緒に太鼓をたたく。

太鼓を叩きながら、喫茶店で言われた吉池の言葉を思い出す。

「彼女を愛してないんだ」
「僕らはまだお互いに・・・」

太鼓を叩きながら泣くももを見て直人は、母親の

「あんたが何にもしてないのに、彼女がふいに 目の前で泣いたらさ・・・いいかい、他の男をまだ思ってんのさ。」

という言葉を思い出す。

吉池が自宅で、子供部屋にする予定の部屋の整理をしていると 妻の高校時代のアルバムを見つける。
アルバムを開くと、何かハガキのようなものが落ちた。
拾い上げるとそれは、月島流の初夏のいけばな会の案内状だった。
ハガキの宛名は

「月島流師範代 岩下真由美」
吉池の妻は、月島流の師範代だったのだ。

太鼓が終わった後、 ベンチに腰かけてビールを飲む直人ともも。
こないだはすみません、という直人に、もういいよ、ともも。

直人:「あれから一人で考えました。「忘れさせて」って・・・言いましたよね。 元の彼氏のこと。・・・割と簡単です」

もも:「えっ?」

直人:「だから・・・割と簡単ですよ」

もも:「本気で言ってる?」

直人:「もちろん」

もも:「・・・あれ、なんだ?信じようかな、って気になる。」

直人:「でしょ?」

もも:「きっと・・・言ってくれたからね、私の左側から」

笑い合ってビールをのむ二人。

 

ドラマ「高嶺の花」2話 感想

宇都宮龍一、いきなり倒れたりしてましたがなんだか怪しい。

これもななに取り入る作戦なのかしら?

それにしても吉池の妻が月島流の師範代だったとは・・・

ももの結婚破談は偶然ではなく、仕組まれた可能性がでてきましたね。

ただの格差恋愛ドラマじゃなくなってきた感じなので、これからが楽しみです。

コメントを残す


× 6 = 四十 二

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ